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8月のひまわり

8月のひまわり

4年生

3年間同じだった担任。4年生では違う先生が担任を勤めました。

4年生になった初日は、まだ3年生まで担任だった先生だったのでよかった。
2日目からが波乱の幕開けだったのです。

前任の先生から引継ぎを受けているはずなのに、いきなり「教室まで来てください。」と。
私もあの先生だと不安だったので、教室に行きブー助の様子を見ていた。
すると・・・。
今まで身についていた?朝の流れ(上着を脱ぐ。ランドセルの中から教科書を出す・・・など)
をいきなり「次は?先にこっちじゃないの??」と流れを乱す。

少し様子を見て、支持?するのではなく、いきなり「自分のやり方」にしようとするのでブー助は混乱状態。
家に帰ってきてからもブー助は情緒不安定。
犬にルールを教えては「違う!!」と当り散らす。泣く・・・の毎日。

数日後には耐えられず校長室に駆け込み、教頭と校長に愚痴をこぼしてました。

この当時の担任は子どもの気持ちを全く考えていないようでした。
今まで自分が培った経験や知識だけで教師を続けているようなもの。
ブー助のように肢体不自由児を以前、受け持ったことのある「筋ジストロフィー」の子と一緒にしていた。
「筋ジス」と「脳障害」はタイプが違うのに・・・。
この先生は障害児に対して偏見を持っているようでした。
長年、障害児教育に携わってきたはずなのに・・・。
たぶん、「仕方なく障害児を見ている。」という感じなのでしょう。
特学は給料もいいらしいし、退職金も違うらしいです。
(特別手当のようなものがあるのでしょう。)

運動会のときも介助の仕方を『お願い』しても引きずって歩くし、
見ていてブー助が辛そうでした。
おまけに「こういう子は言っても理解できないから、身体で覚えさせないとダメだから」と。
リコーダーを「使えない」と理由を伝えたときも同じことを言われました。
「身体で覚えさせないと・・・」
身体の機能的に出来ないことを無理やりやらせて「出来ないこと」を理解させようとする。
優しさのかけらも無い教師だな・・・と。

何度も何度も教頭や校長に苦情を言いました。
教頭は、ブー助をかばってくれました。
教頭だけでなく、保健室の先生や他の先生も見方になってくれていました。
4年生学年団の先生方も「このままじゃいけない。」と思ったらしく、
校長に話をしたそうです。
学校でのブー助の表情が乏しくなっていたそうです。

前年度から引き継がれている『特別支援教育コーディネーター』の先生や
療育センターのブー助担当のMさんを呼ぶことに対しても
快く思っていなかったらしく「何のために呼ぶのか意味がわからない」とも。

他の4年生との交流もほとんどなく、(給食の時間くらいでした)
交流学級に行くと、ブー助を1人残してどこかへ消えていたそうです。
現に交流学級での参観日のとき、何度も教室を出たり入ったりする姿がありました。
一度出て行くと、5分10分と戻ってこない。
他のお母さんも「あの先生何してるの?ブー助君、大丈夫??」と言われたわ。

教室を抜け出す。ということは、日常茶判事だったらしく、そのことに関しては、
何度も校長や教頭が注意をしたようですが、最後まで治ることはなかったようです。
教育委員会からも厳重注意があったらしく(でも、直接本人には犯罪を犯さないかぎり言えないそうです)
少しの間はおとなしく?なるのですが、結局同じ・・・。

もともと教育委員会での評判も良くなかった先生。
そんな先生がなぜブー助の担任になったのかは、わかりません。
(希望した。という話ですが・・・)

最後まで先生の気持ちや考えはこちらに伝わってきませんでした。
と同時に、こちらの気持ちや考え。想いも先生には伝わりませんでした。

3年間、築かれたモノは、この1年間で見事に崩されました。
学校を変わることも考えました。
でも、他の先生方の協力や励ましでなんとか、持ちこたえることが出来ました。

定年退職されたので、これ以上悪く言うのも失礼かもしれないけれど、
結果として、良くも悪くも「最低の教師」と言われた教師。
いい経験として受け止めておこうと思います。
少々悪くても、あの先生に比べれば・・・。というところでしょうか。


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